ご存知ですか?
医療レーザー脱毛は、どこでも同じではなく、同じクオリティでもありません。
医療レーザー脱毛にも種類があり、使用している脱毛機種によって効果や安全性に差があります。
言い換えると、クリニックごとに料金が異なる大きな要因の一つは、使用される医療レーザー脱毛機器にあります(もちろん施術者の技術もですが…)。
高機能な医療レーザー機器は機械の料金が高額で、適切な照射に伴い消耗品代も生じますので、あまりにも低価格で脱毛施術を行うことは不可能に近いです。
安全で高い脱毛効果を永久的に得たい、クオリティの高い医療脱毛を求めているという方は、それなりの料金がかかることは致し方ないということが言えます。
それなりの料金が一見高く感じるかもしれませんが、きちんと高品質な医療脱毛を受けていれば、「一度終了したと思っていても毛が再毛した」「毛が残っている」などで悩み、再び費用をかけて脱毛を繰り返すということがなく、結果的には時間も費用も再びかからないので、実は効率的でお得といえます。
そこで、医療機関でよく導入されている主な医療レーザーについて紹介します。
医療脱毛レーザー機器(波長)のタイプ別の違い
医療レーザーのタイプには、大きくわけると「熱破壊式」と「蓄熱式」の2つのタイプにわかれ脱毛法の原理が若干異なります。
「熱破壊式」と「蓄熱式」に属するレーザーの種類がそれぞれあり、大きな違いは波長の長さです。
タイプ | 医療レーザーの波長(種類) | 波長の長さ | 主な特徴 |
---|---|---|---|
熱破壊式 | アレキサンドライトレーザー | 755nm | 皮膚深達性に優れ日本人の毛の黒さに最も反応する。美白効果もある。 |
熱破壊式 | YAGレーザー | 1064nm | 波長が長い。深層に効果的で主に男性のヒゲなどに適している。 |
蓄熱式 熱破壊式 | ダイオードレーザー | 810nm | 日本人の肌質と相性がよい。 |
熱破壊式とは
毛のメラニン色素をターゲットにして毛が生える元となる毛根にむけて高出力でレーザーを照射。毛が光エネルギーを吸収し、熱に変換され、その熱が毛根周囲の再毛組織である毛包・毛乳頭部に熱伝導されてダメージを与え、再毛組織を破壊することで毛が再毛しないようにします。
少ない回数で効果を得られる脱毛方法です。
一方でレーザー光は黒色に反応するので、一般的に日焼けした肌や薄い毛には反応しにくい場合があります。
蓄熱式とは
蓄熱式とはバルジ領域(※)に低出力レーザーをあてて蓄熱させてその熱によってダメージを与えて脱毛していく脱毛理論です。
(※毛の生成に関係している2種類の細胞の集まりがあり、この2種類の細胞が毛の生成の指令を出しているとされ、それがバルジ領域です。)
レーザの出力は低いので熱破壊式よりも痛みが少なく、毛根の浅いうぶ毛や細い毛に適していますが、太くて濃い剛毛には効果が低いです。低出力なので日焼け肌にもできますが、即効性は熱破壊式より低く、徐々に効果を感じます。
ただ、蓄熱式は近年誕生したもので、熱破壊式と比べると歴史も浅いため、検証や症例はこれからともいえるため、効果と安全性が安定している脱毛法は熱破壊式と言えます。